SUPER
TECHNICIAN
スーパーテクニシャン(歯科技工士紹介)
賀美 敬 Takashi Kami
歯科技工士を目指したきっかけ
自分に合った仕事はないかと探していたところに「歯科技工士」という仕事に出会いました。もともと歯科技工士という仕事は知りませんでしたが、ふと見ていたテレビで、若い歯科技工士が失敗をしたり作り直したりと試行錯誤しながら作業されている様子が特集されていました。番組の最後に患者さんがとても笑顔で喜ばれているところを見て、この仕事ならやりがいがあるし自分にも合っているのではないかと思い、調べ始めたのがきっかけです。
入社当時の思い出
もともと不器用だったので何度も同じ失敗をし、先輩方には何度も同じことで叱られました。しかし、叱った後には必ずフォローをしてくださり、安心して仕事ができていました。
入社して1年ほど経ったころに、先輩から「教え方が悪かったのかなあ」と言われたことがあります。そのころ仕事にも慣れて、気持ちが緩んでいたのだと思います。その言葉を聞いたときは本当に悔しかったですし、それと同時に教えていただいた先輩方に申し訳ないという気持ちになりました。そのときから気持ちが変わり、このままではいけないという思いで必死に仕事に取り組み始めたことを覚えています。
スーパーテクニシャンを目指したきっかけ
今まで何度も失敗し、先輩や上司にはたくさんご迷惑をおかけしたにもかかわらず、親身になり諦めずに丁寧に教えていただきました。また、マネージャーにはセミナーや研修にも積極的に参加させていただき、本当に良い先輩・上司に恵まれたと思います。なかなか感謝の気持ちを伝える機会がないので、スーパーテクニシャンになれば先輩方に「諦めずに教えた甲斐があった」と思ってもらえるのではないかと考え、スーパーテクニシャンを目指すことにしました。
歯科技工士になってよかったと思う瞬間、エピソード
やはり患者さんに喜んでいただくことが一番です。自分が作った技工物に対して、先生やスタッフの方から「よかったよ」や「患者さんが喜んでおられた」とお電話やお手紙をいただくことがあります。それが一番の原動力になっています。
さらなる目標、夢
一人でも多くの患者さんが、治療して良かったと喜んでいただけるように、日々努力することはもちろんですが、センスがあったりがんばっている後輩がたくさんいるので、私が先輩方に指導していただいたように、自分の経験したことや今まで見たこと・習ったことを伝えていきたいと思っています。
そうすることで高い志と技術をもった仲間が増え、歯科業界全体の技術が上がっていけばいいですね。
休日の過ごし方
小学生の息子がいるので、休みの日はなるべく子どもと触れ合うようにしています。
また、仕事が室内なので、太陽を求めて外に出るよう心掛けています。夏は毎週海で泳ぎ、秋は山で紅葉を見たり栗拾いをし、冬はスキーをしたりとそれぞれの四季を感じながら子どもとの時間を楽しんでいます。
後輩やこれから歯科技工士を目指す方々へメッセージ
当社はやる気のある社員には惜しみなく勉強させてくれることが強みだと思います。セミナーに参加したい、学会出たいという場合は快く「行って来い」と言ってくださる環境です。
また、どの分野にも優れた技術や知識をもった先輩がいるので、困ったときはすぐ聞ける相手がたくさんいます。そういったネットワークを上手に使い、成長していくことができる人脈があることがこの会社の一番のメリットだと思います。
PRODUCT 歯科技工物紹介
PORCELAIN WORK
PROFILE プロフィール
徳山ラボ
賀美 敬(カミ タカシ)- 1976年
- 島根県江津市
- 1998年
- 広島歯科技術専門学校 卒業
- 1998年
- 和田精密歯研株式会社 入社
- 2010年
- スーパーテクニシャン 認定
資格
- 2015年
- 日本顎咬合学会 認定歯科技工士
所属学会
- 日本歯科審美学会
日本顎咬合学会
説明会コンテンツ
- セラミック製品の特徴と製作方法
主な論文発表
- 2019年 1月
- 『高審美性ジルコニアの技工上の留意点』 日本歯科理工学会誌 DE/208号
主な学会発表
- 2021年11月
- 『各種前歯部CAD/CAM冠の色調に関する研究:ビタクラシカルシェードガイドとの色差』 日本歯科審美学会 第32回学術大会