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COLUMN さじかげん

【日本歯科新聞】さじかげん番外編 「五つの共通点」

鰐淵正機
(和田精密歯研取締役)

 何年も会っていない方でも、SNSを使えば毎日会っているような気になってしまう。しかし、年始のあいさつで訪問先の相手の表情や口調、しぐさから察せられる〝何か〟の方が重要であるのは間違いない。SNSは今や個人ツールの枠を超え、採用試験の面接官が事前に見る場合もあると聞く。もちろんビジネスでも活用され、初対面の方との最初の窓口になるのは常識だ。しかし相手の本当の面白さは会ってみないと分からない。

 話の面白い人には五つの共通点があるようだ。

 一つは誰とも気楽に会ってくださる。二つはご自身の信念を貫いていらっしゃる。三つは課題をマクロの視点から三次元的に捉えている。四つは人の意見を享受して批判しない。五つは会話の中に「うれしい」、「悲しい」、「口惜しい」があってこそ心が打たれるという点だ。心を揺さぶられながら信念を聴けば感動する。

 信念こそが生きる姿勢であるから、社会におけるその方が担う使命なのだと感じてしまう。こうした人物と交流すると不思議と自分にも次の展開が開けて、思わぬ形で様々な出会いにつながっていく。

 年末にSNSをきっかけに知り合った方の紹介で歯科業界とは全く関係のない会に参加した。最初のあいさつで「歯科技工士さんは大変なんだってね」と声を掛けられた。この大変という言葉は苦労というニュアンスが強かった。歯科技工士を知っていただくのは何よりだが、世の中には大変な仕事と認知されているのをあらためて実感した。

 この会は会場のあちこちから笑い声が聞こえる和やかなもので、おそらく面白い人が多いのだろう。もし周りに話の面白い人がいないと感じたら、それは自身のメガネが曇りかけているからだと悟った。

 「大変なんだってね」という気遣いのあいさつには「必要とされているからですよ」と応えた。すると相手の方はほほ笑んでくれた。

(W/W)

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