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【日本歯科新聞】さじかげん(187)「今日より明日」

和田弘毅 

 歯科医療の現場を離れてから、かれこれ6~7年が経過した。当事者だったその頃は長時間労働が当たり前で、歯科人は歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士ともに「よく働くなぁ」と感心するばかりだった。今と変わらず、現場には当時からプレイングマネージャーが多かった。

 ある時、なじみのうどん店で食事をしていた時、この店の店主がプレイングマネージャーであるため、情報活動や拡販活動が全くなされていないのに気づき、「歯科界と一緒ですね」とささやいた。

「オンケイさん」の運営するコムネットという会社の名刺を頂いた。歯科応援団と書いてある。そうだ、野球でもサッカーでも相撲でもプレイヤーが優秀な成績を収めた時には「応援に感謝する」とあいさつする。実は歯科の教育機関も歯科用品の商社もすべてが第一線の現場でプレイングマネージャーを務める方々の応援団ではないのかと気が付いた。

 最近の歯科界は歯科医療に関係する企業の方々も元気だ。様々な工夫を凝らし歯科治療や医院経営への提案、もしくはサポートを行っている。出版社やIT技術を用いる企業も同じであろう。そのようにしてもたらされた数多くの情報は歯科医療にかかわるすべての方への応援歌と考えてよい。当然のこと歯科技工所も現代にマッチした情報活動が必要となる。そしてこれらがもっと国民全体に伝われば日本は幸せの歯科医療の国となるだろう。

 オンケイさん曰く「食する、伝える、笑う。人々のいのちと日々の暮らしを支える歯科医療」。歯科の「価値」を伝え今日より明日の進歩を目指し、現場のプレイングマネージャーを支えようとする企業精神の根源は奉仕の心なのかもしれない。小さな美術館を採算無視で15年間無休でやれてこられたのもこの歯科応援団のコンセプトがあったからと感謝申し上げる次第である。

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