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【日本歯科新聞】さじかげん(178)「歯科界の環境改善」

 一次・二次産業が成長しなくなったわが国で、観光産業が伸びていて、外国人観光客ウェルカムを感じる。日本の治安の良さとトイレの美しさに、外国人はもっとも驚くといわれるが、昨今、角張って味気なかったビル街の建築物がカラフルで丸や三角の形状を取り入れたものに変わってきて、そういったものにも興味を持たれるようだ。

 例えば、丸窓が来客者の心理を穏やかにするのは知られているが、一流の建築物に取り入れられているものを見るにつけ、その技術の高さにわれながら尊敬の念を覚える。

 夏目漱石の『草枕』に「智に働けば角が立つ。情に棹させば流される」とあるが、理屈と感情の共通項を見出そうとするとなかなか難しいように思う。

 ところで歯科も3Dの時代に入り、ITの臨床応用により、技術は“誰でも一緒”となる可能性が出できている。そのような状況の中、医科と薬科と歯科の年間医療費を比較すると歯科業界は大変弱い。元厚生大臣に歯科の弱点は、診断・検査・治療の中で医科の常識に比べ検査が加算されていない点にあると教えられたことがある。

 前述の夏目漱石の言葉ではないが、制度の中でしっかりした検査に基づいた診査診断がしづらいがために生じる“いきなり治療”はわれわれの理想とする本当の医療とは程遠いのではないかといった声も聞かれる。

 大学入試も才能に重きを置いて入学させるケースが増えているが、歯科はどうなのだろうか。

 学校教育の物理・化学は基礎という表現もあったが、歯科においても検査が進んでいるのを考えると、口腔外科、病理、歯周病、放射線は、歯科検査学教育の構造が組み込まれる時かと思っている。

 日本口腔診断学会も日本口腔検査学会も存在しており、保険診療に加算されつつあるが、その率にも十分な配慮が必要であろう。

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